【徹底解説】コインチェックの販売所と取引所の正しい使い方

ビットコインを取得したいと考えた場合、どのようにして取得しますか？
取得する方法としては、主に以下の3つに限られると思います。

1. 「取引所・販売所で買う」
2. 「誰かに貰う」
3. 「掘る(マイニング)」

その中でも最も利用する機会が多いのは「取引所・販売所で買う」だと思いますが、「取引所」「販売所」の違いを理解出来ていない人が初心者に多く見受けられます。
そのような方は、極端な話にはなりますが、ビットコインを買うたびに損をしている可能性が高いです。

今回はそのような人に向けて、「取引所・販売所で買う」ことについて解説していきたいと思います。それぞれの「特徴」や「メリット・デメリット」、「結局どちらで買うべきなのか」をコインチェックを用いて徹底解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

取引所と販売所の違いとは？

取引所とは

取引所はビットコインを買いたい人、売りたい人の為のトレード場になります。
株式や為替の売買に似ており、売り手と買い手の価格が一致するときに、取引が成立します。
ビットコインを買いたい人と、売りたい人がそれぞれ注文を出し、売買で価格が一致すれば取引が成立するという仕組みです。

以下で詳しく説明していきます。

取引所の特徴

1．誰と取引しているのかが分からない。個人間で売買を行う。
2．板情報に出ている取引価格と数量で売買が可能。

取引所のメリット

安く買えて高く売れる

ビットコインは取引が盛んなため、非常に多くの売買注文がでているため、タイミングがうまく一致すれば、販売所よりも割安で買い、割高での売りが可能となります。

指値注文が可能

指値注文とは、現在価格よりも有利な価格を指定して売買することですが、あらかじめ買いたいレートを設定しておくことで、板情報に設定したレートに一致する売りが出たら、自動的に取引を成立させることが出来ます。

取引所のデメリット

売買できない可能性がある

板情報に出ている注文でしか取引ができないため、成立しなかったり、そもそも買いたい数量分の売りが出ていなければ取引が一切出来ません。

販売所とは

販売所は運営者が所持しているビットコインを売り買いが出来る場所です。
運営者が売り買いをするのですから、価格は販売者側が決めています。
取引所の相場より高くなりますが、必ず買うことが出来る点がポイントになります。

以下で詳しく説明していきます。

販売所の特徴

1．売買している相手が分かる。（運営者：コインチェック株式会社）
2．販売所が提示する価格で確実に売買できる。

販売所のメリット

いつでも売買が出来る

コインチェックの場合、特別な事情（システム障害やハードフォーク等による止むを得ない事情による停止）を除けば24時間365日いつでも取引が可能な為、価格の暴落や急な売り手の需要増大によって取引が出来なくなることがありません。

直感的に利用が出来る

取引所の場合は、買い板や売り板の概念をある程度理解しておく必要があり、初心者には少しハードルが高いかもしれません。「購入」「売却」が直感的に理解ができる販売所の方が、確実に売買が可能でしょう。

販売所のデメリット

運営側の手数料により割高となる

販売所での販売価格には業者の手数料が含まれており、販売所で提示される金額は、ビットコイン時価＋手数料ということになります。しかも手数料は一律○円というわけではなく、ビットコインの価格によって左右されます。

結局販売所と取引所の違いとは

販売所と取引所の違いは大きく分けて２つ。
取引相手と手数料の違いとなります。

取引相手の違い

販売所は、運営会社（コインチェック株式会社）との仮想通貨の売買。
取引所は、オンライントレード場を通じて個人間での仮想通貨の売買。

手数料の違い

売買手数料

販売所の場合、「無料」。
取引所の場合、取引量に応じて変動するが「0.01％～」。

売買手数料だけを見ると、販売所がお得に感じますよね？
いいえ、違います。先ほど販売所のデメリットで説明したことを忘れてはいけません！
販売所の場合、販売価格に既に手数料が上乗せされています！

以下でどのくらい手数料に差が出るか説明します。

販売所と取引所の価格差

取引所は買い手と売り手、すなわちビットコインの需要と供給に応じて価格が常に変動します。対する販売所は取引所の価格に応じて運営会社が価格の設定をしています。相場の変動に合わせて数十秒単位でビットコインの価格が変更されます。販売所は取引所よりも購入時は高くなり、売却時は安くなる動きをします。

では、どのくらいの価格差があるか以下をご覧ください。

他社運営の取引所との価格差はあるのか

販売所と取引所の価格差はわかりましたが、運営会社によってどのくらい価格差があるのでしょうか。
国内の主要な運営会社であるコインチェックとビットフライヤを比べてみましょう。

取引所価格に差はありませんね。

販売所価格も差はあるものの、大きくはありません。ビットコインの売買を行うにあたり、コインチェックは。

販売所を使う際は、価格に気をつけよう
どの取引所も販売所は購入時は高く、売却時は安い価格となります。購入価格と売却価格にも結構な差があるので、トレードで利益を上げるには向いていません。販売所は限定的な利用がおすすめです。販売所は簡単に売買ができますが、取引所との価格差に注意して取引するようにしてください。

重視別による選択

価格重視

いかに「安く買える/高く売れるか」を重視する場合、取引所を利用しましょう。理由は上記のメリット等で触れていますが、手数料を抑えることができるため、売買の需要と供給が一致すれば理想の価格で取引することができます。

数量・スピード重視

「確実に取引を行えるか」を重視する場合、販売所を利用しましょう。こちらについても、上記で述べてはいますが、価格の急な変動時に素早く取引がしたい場合など、確実に取引が出来るのは販売所だけです。手数料の問題で割高にはなりますが、機会損失等とのバランスを考えたうえでの判断による早急な取引も必要な場合もあります。

まとめ

結局どっちがいいの？

個人的には少しでも割安で買える取引所がおすすめで、普段からそっちで売買しています。しかし、確実性という面では販売所売買の方が確実です。ビットコインは値動きが激しいため、取引所売買のみだと、

• 暴落している時は売りづらい
• 暴騰している時は買いづらい

ということも起きます。