【徹底解説】Dash(ダッシュ)、Monero(モネロ)、Zcash(ジーキャッシュ)を比べてみた

匿名性の高い仮想通貨3兄弟であるDash(ダッシュ)、Monero(モネロ)、Zcash(ジーキャッシュ)について、各々の特徴や結局どの通貨が良いのかを説明しています。

各通貨については別記事でもまとめているので、ご覧くださいませ。

1.各仮想通貨について

・Dash(ダッシュ)とは

Dash(ダッシュ)は2014年1月にスタートした仮想通貨で、現在(2017年10月)時価総額は約2900億円でランキング6位に位置している世界でもメジャーなアルトコインのひとつです。
2014年当初はDarkcoin(ダークコイン)という名称だったのですが、2015年に改名してDash(ダッシュ)になっています。

世界で初めて自動販売機での決済手段に採用されるなど、様々な分野で活躍しており、匿名性を持った仮想通貨では第一人者として知られています。

・Monero(モネロ)とは

Monero(モネロ)は2014年4月にスタートした仮想通貨で、現在(2017年10月)時価総額は約3,350億円でランキング10位に位置している世界でもメジャーなアルトコインのひとつです。
匿名性の高い『Bytecoin(バイトコイン)』をベースに開発・公開され、120秒という承認速度の速さと匿名性の高さが優れています。

・Zcash(ジーキャッシュ)とは

Zcash(ジーキャッシュ)は、Monero(モネロ)、DASH(ダッシュ)と同様高い匿名性をもつ仮想通貨です。

ビットコインが提示した「Blockchain(ブロックチェーン)」に加えて、「ゼロ知識認証」を採用することのより、各取引でやりとりされた仮想通貨の量までも匿名性を担保できる完全匿名性の仮想通貨が、Zcash(ジーキャッシュ)なのです。

2.各仮想通貨特徴比較

主な項目の一覧は下記になります。

銘柄 コード 発行
上限
時価
総額
ランク
 その他
・ダッシュ
DASH 2200万  6位
  • スタート: 2014年1月19日
  • 開発者: DASH FOUNPATLON
  • 暗号化方式: X11
  • 認証アルゴリズム: Proof of Work(PoW)
  • 承認時間: 約2.5分
・モネロ
XMR  1840万  10位
  • スタート: 2014年4月18日
  • 開発者: Monero Project
  • 暗号化方式: CryptoNight
  • 認証アルゴリズム: Proof of Work(PoW)
  • 承認時間: 約1分
 ・ジーキャッシュ
 ZEC  2100万  17位
  • スタート: 2016年10月28日
  • 暗号化方式: Equihash
  • 認証アルゴリズム: Proof of Work(PoW)
  • 承認時間: 約2.5分
  • 報酬: 12.5ZEC(約4年ごとに半減期)

 

Dash(ダッシュ)は公式アプリがAppleStoreでインストールが可能であったり、自動販売機決済やATMシェア30%のLamassu社との提携しているなど明るいニュースもあるので、Monero(モネロ)同様一部匿名の通貨ではあるが、即時性があったりなどでMonero(モネロ)よりは優位性があるでしょう。

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2017.10.12

 

Monero(モネロ)は一部匿名性の仮想通貨で、AlphaBay(闇市のようなサイト)に採用されるなど、CryptoNightを用いた匿名性の高さで需要がありランキングでも上位を保ち続けております。

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2017.10.13

 

Zcash(ジーキャッシュ)はJPモルガンとの提携や、Dash(ダッシュ)・Monero(モネロ)が一部匿名と比べてZcash(ジーキャッシュ)は完全匿名性を持っているため、将来的にはDash(ダッシュ)を抜く可能性も兼ねそろえているかと思います。

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2017.10.02

 

・匿名性の高さがマイナスになることも

匿名性や即時決済など評価されている一方で、匿名性の高さがデメリットになるケースも十分考えられるといわれております。
2016年9月にAlphaBayがMonero(モネロ)を取引通貨として採用したように、犯罪やマネーロンダリングなど悪事に使われてしまう可能性が十分あるからです。

悪事に使われる可能性がある仮想通貨を国が放っておくでしょうか?

答えは「No」だと思います。
匿名性の高い仮想通貨があまりにも犯罪などの裏金に利用されるようであれば、国が通貨として認めないケースも考えられます。
求められる匿名性の高さも、使えなければ意味がありませんからね。

3.結局どれを買えばいいの?

個人的には数年後にはZcash(ジーキャッシュ)>=Dash(ダッシュ)>Monero(モネロ)このような図式になるのではないかと思っております。
というのも、既に自動販売機で利用されるなど地盤を固めているDash(ダッシュ)と、JPモルガンとの提携等がやはり大きく、今後も大企業が続く可能性があると思うからです。
もちろんデメリットで述べたような懸念事項もありますが、Appleや世界の銀行が認めたとなると後は時間の問題なのではないかなと。。。

あとは買い方については、以下で説明しております!

・国内取引所で全て買えるのはコインチェック(Coincheck)のみ

コインチェックの「コインを買う」から購入することが可能です。

ーDash(ダッシュ)の買い方ー

ーMonero(モネロ)の買い方ー

▼Moneroの購入方法
コインを買うページより、Moneroを選択します。

moneroを買う

金額などを入力し購入ボタンを押すと、購入が完了します。
交換する通貨は日本円かBitcoinのどちらかをお選びいただいます。
「交換する通貨」でご希望の通貨をご指定ください。

▼Moneroの売却方法
コインを売るページより、Moneroを選択します。

Moneroを売る

売却したい数量を入力します。
購入と同様、交換する通貨をBitcoinか日本円のどちらかでご指定ください。
内容に誤りがないかを確認し、売却ボタンを押すと売却が完了します。
コインチェック公式サイトより

 

ーZcash(ジーキャッシュ)の買い方ー

その他のEthereum(イーサリアム)やRipple(リップル)、Nem(ネム)の取扱いができる注目の取引所「コインチェック」についてはこちら

【必須】日本で最も評判の取引所「コインチェック」の正しい使い方とメリット・デメリット

2017.09.14

4.まとめ

匿名性が売りの仮想通貨3兄弟Dash(ダッシュ)、Monero(モネロ)、Zcash(ジーキャッシュ)について説明してきましたが、やはり仮想通貨としての価値を見出すためには、何かしらビットコインに対して優位性を持つ必要があると思います。
Etherium(イーサリアム)なら「スマートコントラクト」だったり、Ripple(リップル)は「ブリッジ通貨」だったりと。

そう言った意味では、匿名性も大きな売りとなってきますので、今後も一定の価値は持ち続けるのであろうと思います。

今後もチェックが必要な通貨だと思いますので、期待して見守っていきたいと思います!

 

最後に:複数取引所を登録する必要性とは

仮想通貨取引所はいくつか登録しておき、相場(価格や手数料)により、使用する取引所を代えて取引する事が手数料等を抑えて損をしないための重要なポイントになります。
登録数が多く、オススメできる国内取引所を紹介します!

1.coincheck(コインチェック)~初心者にオススメ~

初めて仮想通貨を取り扱う人に使ってもらいたい取引所です。
WEBサイトやスマートフォンアプリが非常に使い易く、少額から取引が可能ですので、初めて取り扱う人には最適です!
取扱通貨数が多いことも魅力のひとつです。

ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin

2.Zaif(ザイフ)~低手数料、自動積立~

最大のポイントになるのは手数料の低さではないでしょうか。Nem(ネム)の場合、取引手数料が0.1%とかなり低いので、他所でNem(ネム)を取扱いしている方は、こちらへ切り替えた方がよいでしょう。
また、新たなサービスとしてビットコイン・イーサリアムの自動積立を行っています。定期預金のように毎月決まった額分自動で購入が可能となります。

3.bitflyer(ビットフライヤー)~CMでも有名な取引量国内1位~

国内ビットコイン取引量1位の老舗取引所であるbitflyerは、安全性が高いのはもちろんのこと、ビットコインFXサービス(レバレッジ15倍)も提供していますので、仮想通貨の取扱いに慣れてきた人にはオススメです!

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