| 銘柄 | コード | 発行 上限 |
時価 総額 ランク |
その他 |
・ジーキャッシュ |
ZEC | 2100万 | 17位 |
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仮想通貨Zcash(ジーキャッシュ)は、Monero(モネロ)、DASH(ダッシュ)と同様高い匿名性をもつ仮想通貨です。
ビットコインは、誰にどのくらいビットコインを送金したかなど、処理の内容が全世界へ公開されています。
誰がビットコインを所有しているのかまでは特定できないが、誰かがビットコインを持っていることまではわかるため、取引情報を完全に匿名化することは出来ていません。
そのような欠点を「ゼロ知識証明」という技術で克服し、かつ安全性も向上しているのがZcash(ジーキャッシュ)です。
現在注目を集めているZcash(ジーキャッシュ)の将来性と特徴、その他仮想通貨との比較についてご紹介していきます。
目次
1.仮想通貨Zcash(ジーキャッシュ)とは
ビットコインは、すべての取引内容を記した分散型元帳システム「Blockchain(ブロックチェーン)」を採用することで、取引の信頼性を担保しつつ、匿名性を持たせることに成功し、仮想通貨として一世を風靡してきました。
しかし、取引履歴が公開されていることをもって信頼性を担保しているので取引自体は匿名性を保っていますが、各取引でやりとりされたビットコインの量は誰でも照会できる状態であり、この点で完全な匿名性が保たれているというわけではありません。
そこで、ビットコインが提示した「Blockchain(ブロックチェーン)」に加えて、「ゼロ知識認証」を採用することのより、各取引でやりとりされた仮想通貨の量までも匿名性を担保できる仮想通貨が、Zcash(ジーキャッシュ)なのです。
2.仮想通貨Zcash(ジーキャッシュ)の特徴
・ゼロ知識証明
送金などの取引時に、誰が誰にどのくらいの金額を送金したかを第3者に公開することなしにその取引の正当性を証明できるという画期的な技術です。
ビットコインを売買する際には、販売所や取引所に運転免許証など購入者の個人情報を提出（アカウント登録の際に必要になる）しなければなりません。
しかし、Zcash(ジーキャッシュ)はこのような情報を第3者に知られることなく取引することが可能なのです。
インターネットなどの開放型のネットワークでは、認証時にパスワードなどをそのままやり取りすると盗まれる危険性があるため、ゼロ知識証明が使われることがある。具体的には、検証者が乱数と秘密情報から演算した結果を質問の形で証明者に送り、証明者が回答を検証者に送るというテストを何度も繰り返すことで行われる。1回のテストでは秘密情報を知らない人が偶然パスする可能性があるが、何回も繰り返すことにより、確率的に本人である可能性を高めることができる。
IT用語辞典より
・開発元が明確
ジーキャッシュの開発・運営は『Zcash Foundation』という非営利団体が行っており、定期的にアップデートを行っております。
投資家の情報まで公開されているので、安心材料のひとつになりそうですね。
Zcashプロトコルは、科学者、アドバイザー、ZECCのエンジニアによって開発・ローンチされました。これにはZerocashプロトコルのすべての書き手、Zerocoinプロトコルのほぼすべての作成者、そしてzk-SNARKs の主要研究者が含まれます。
公式HPより
・ビットコインとの比較
Zcash(ジーキャッシュ)が第2のビットコインと言われる理由として、共通点が多いことがあげられます。
- 発行枚数：2100万枚
- ブロック生成間隔：10分
- コンセンサス：Pow(プルーフ・オブ・ワーク)
- 半減期：4年
上記の情報はビットコインと同様になります。
最も大きな違いは「ゼロ知識証明」による秘匿性を兼ねそろえている点になります。
・Monero(モネロ)、DASH(ダッシュ)との比較
「Monero(モネロ)」や「Dash(ダッシュ)」も匿名性を売りにした通貨です。
結論から言えば、その中でも一番匿名性が強いのがこのZcashです。
Zcash(ジーキャッシュ)には特徴でも説明している「ゼロ知識証明」があるため、「Monero(モネロ)」や「Dash(ダッシュ)」が一部匿名であるとするならば、Zcash(ジーキャッシュ)は完全匿名だと言うことができるでしょう。
3.仮想通貨Zcash(ジーキャッシュ)の将来性
・1枚約53万円からのスタート
Zcash(ジーキャッシュ)は発行と同時に急騰し、2016年6月10日の発行初日に約53万円まで駆け上りました。
しかし、同年11月までに約4,500円まで急落しました。
発行時の価格急騰の要因として、資産家の投機目的での多額の取引にあると言われています。
※決して仮想通貨としての価値が悪くなったわけではありません。
2017年に入り、仮想通貨市場の上昇に伴う価格の高騰により、 Zcash(ジーキャッシュ)も価格が上がってはいますが、5月には下記理由により約27,000円まで急騰しております。
・米大手投資銀行JPモルガン・チェースとの提携
■JPモルガンは想通貨スタートアップ、Zキャッシュと提携
2017年4月にR3の主催するブロックチェーン組織から脱退したJPモルガンは、匿名型ブロックチェーン・ネットワークを提供するZキャッシュ・エレクトリック・コイン・カンパニー と提携。Zキャッシュが独自の仮想通貨に採用している「ZSL（ゼロナレッジ知識セキュリティー・レイヤー」 と呼ばれる技術を、自社のエンタープライズ向けブロックチェーン・プラットフォーム「Quorum」に組み入れる意向を表明した。
Yahoo!ニュースより
このニュースの発表前は約10,000円前後だったのが、発表後価格が約3倍まで急騰し一時4万円台に突入しました。
時価総額を見ても、約1億ドル（1,000億円相当）→約3億（3,000億円相当）ドルにまで跳ね上がっております。
現在はさらに上昇を続け、5.5億ドル（5,500億円相当）前後を推移しています。
4.仮想通貨Zcash(ジーキャッシュ)の購入方法
Zcash(ジーキャッシュ)はビットコインと同じくマイニング（採掘）で入手が可能ですが、マイニングは個人ではなかなか敷居が高い（使用する電気料等を考えると利益を上げるのが難しい）ので、取引所を通じて購入する方法が一般的です。
国内では、「コインチェック（Coincheck）」で取引が可能です。
・国内取引所での取り扱いはコインチェック（Coincheck）のみ
コインチェックの「コインを買う」から購入することが可能です。
Zcash(ジーキャッシュ)だけでなく、Ethereum(イーサリアム)やRipple(リップル)、Nem(ネム)の取扱いができる注目の取引所「コインチェック」についてはこちら
5.狙い目とまとめ
匿名性が高く、安全面にも優れているZcashは今後需要が高まっていく仮想通貨であることは間違いないでしょう。
注目度が高く、今後の成長に期待できる仮想通貨をお探しの方はZcash(ジーキャッシュ)がおすすめだと言えます。
世界の大銀行「JPモルガン」が採用するほどの技術を持つ仮想通貨なので、今後提携する企業が増え、価値が上がっていくことは時間の問題ではないでしょうか。
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