【解説】コインチェック取扱通貨~Ethereum(イーサリアム)とは~

銘柄 コード 発行
上限
時価
総額
ランク
 その他
・イーサリアム
ETH 2位
  • スタート: 2015年7月30日
  • 開発者: Ethereum Foundation
  • 暗号化方式: Dagger
  • 認証アルゴリズム: Proof of Work(PoW)
  • 将来的にProof of Stake(PoS)に移行
  • 承認時間: 約15秒
  • 初期発行量: 7200万ETH

仮想通貨界のNo2を走り続けているEthereum(イーサリアム)の将来性と特徴、その他仮想通貨との比較についてご紹介していきます。

1.仮想通貨Ethereum(イーサリアム)とは

スマートコントラクトや分散型アプリケーションを構築する「分散型プラットフォーム」の名称です。
ネットワーク内で使用される通貨を「イーサ(ETH)」と呼び時価総額2位の仮想通貨です。
ビットコインと同様に、採掘プルーフ・オブ・ワーク)によって新規発行されていますが、将来的にはプルーフ・オブ・ステークに移行することになっています。

イーサリアム(Ethereum)とは

イーサリアムは、分散型のネットワークであるブロックチェーンにスマートコントラクト(契約情報)を記述し、書き込まれた内容が実行されるという仕組みです。分散型アプリケーションやスマート・コントラクトを構築するプラットフォーム及び関連するオープンソース・ソフトウェア・プロジェクトの総称です。マイクロソフト社がイーサリアム基盤のブロックチェーンを導入したことから注目を浴び、時価総額はBitcoinに次ぎ第2位(2016年8月現在)です。イーサリアム基盤のツールを活用することで、コストを抑え、そして簡単にブロックチェーン基盤のアプリケーションを使えるようになりました。DAOやLISKもEthereumの仕組みを利用しています。
コインチェック公式サイトより

ビットコインのブロックチェーン上にスマートコントラクトと言う機能を追加し、通貨の取引だけではなく「契約情報」まで書き込み管理することができることが最大の特徴です。

ーイーサリアムクラシックとの違いー

イーサリアムを利用したプロジェクトであるThe DAOのスマートコントラクトコードの脆弱性を突いて当時の金額で約65億円相当のイーサリアムが不正に送金された「The DAO事件」がきっかけに、イーサリアムから分裂して登場した仮想通貨です。
イーサリアムクラシックは現在も活発に取引されているだけでなく、コミュニティも活発に活動しているため、独自の発展を遂げている過程であるとも言われています。

Ethereum Classic(イーサリアムクラシック)とは

Ethereumの仕組みを応用したDAOの機能を利用し、DAOプロジェクトの一つであった「The DAO」内に保管されたいたetherが、何者かのアドレスへ送金されるという事件が起きました。送金額は360万ETH(事件当時の価格で約52億円相当)。この対応として、Ethereum財団はハードフォークを実行。このハードフォークによりできた通貨がEthereum Classicです。ハードフォークの実装を行わず、元のブロックチェーンを維持しているプロジェクトとなり、ハードフォーク前のETHが取引可能です。詳しくはEthereum Classicとはをご覧ください。
コインチェック公式サイトより

現在の仮想通貨時価総額ランキングは以下になります。
イーサリアムクラシックも11位に入るほどの価値を持っていることが分かりますね!

2.仮想通貨Ethereum(イーサリアム)の特徴

ースマートコントラクトー

スマートコントラクトとは、プログラムが契約行為を自動的に行ってくれるというものです。

スマートコントラクトとは、「契約の自動化」です。直訳では、賢い契約となりますが、ビジネスロジックやあらゆる契約をコストが掛からず、また契約内容を実行させる点において、自動的に行えるため、「契約の自動化」と訳されています。

ー全ての履歴が残り誰でも閲覧ができるー

ブロックチェーンを用いて契約情報を保持するので、情報が全て自動で記録されます。
契約では、契約書を作成して第三者の認証が必要な場合でも、認証を省略し自動化することが可能となっています。

ーコスト低下が見込めるー

契約の自動化に伴い、人件費・時間に関したコストを削減することが可能となります。

3.仮想通貨Ethereum(イーサリアム)の将来性

ースケーラビリティ問題ー

よくビットコインの問題として取り上げられていますが、イーサリアムでもこの問題は課題となっています。特に、通貨のやり取りだけではなく契約情報まで書き込む分、データ容量が大きくなり、イーサリアムの実用化が進むに連れ深刻なスケーラビリティ問題に直面するでしょう。

ー実用化されれば無敵ー

スマートコントラクトにより、契約が自動履行される仕組みが実装されれば、取引相手への信頼も不要になるため、仲介業者が不要になるでしょう。
その場合、世の中に存在している仲介業者が得ている手数料を大幅に削減することが可能となるので、今後のビジネスの形が大きく変わることになるでしょう。

そうなれば、より多くの企業がイーサリアムプラットフォームを利用するようになり、それに伴い仮想通貨としての価値も大幅に上がるのではないでしょうか。

4.仮想通貨Ethereum(イーサリアム)の購入方法

・国内取引所での取り扱いはコインチェックがオススメ!

イーサリアムの購入方法(ブラウザ)

イーサリアムの売買は、ビットコインと同様の方法です。
まず、イーサリアムを売買するには、日本円の入金手続き、お手持ちのビットコインを日本円に換金するなどの作業が必要です。
入金方法は 日本円の入金方法 をご覧下さい。
なお、イーサリアムは、日本円での購入のみになりますのでご注意ください。

イーサリアムの購入方法は、左メニューの「ビットコインを買う」を選択します。
「Ethereum」を選択し、数値を入力して購入します。

購入すると、お客様のウォレットにEtherが反映されています。

購入履歴からも確認ができます。

イーサリアムの売却方法(ブラウザ)

イーサリアムを売却するには、まず左メニューの「ビットコインを売る」を選択します。
「Ethereum」を選択し、数値を入力して売却します。

これで売却が完了です。売却履歴から確認することができます。

イーサリアムの購入方法(アプリ)

※現在、イーサリアムの売買機能はiOS版でしかご利用いただけません。近日、Android版対応予定です。

イーサリアムの購入方法は、左メニューの「ビットコインを買う」を選択します。
次に「Ethereum」を選択し、数値を入力して購入します。

購入すると、お客様のウォレットにEtherが反映されます。<br />ホーム画面より、購入履歴が確認できます。

イーサリアムの売却方法(アプリ)

イーサリアムを売却するには、まず左メニューの「ビットコインを売る」を選択します。
「Ethereum」を選択し、数値を入力して売却します。

これで売却完了です。売却履歴から確認することができます。

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2017.09.14

5.狙い目とまとめ

イーサリアムを利用したアプリケーションは次々と誕生しており、プラットフォームとして認められれば認められるほど、通貨としての価値も上がっていきます。
ICOでは既に多くの投資家、団体が利用することを表明していますし、今後もより実用的な実績が増えていけば大企業も進んで参加してくるでしょう。

まだまだ実験段階ですが、今後さらなるアップデートが進むことで、今より何倍もの価値を持つようになることも十分期待できるのではないでしょうか。

手数料ビジネスを根幹から覆すイーサリアムに今後も期待していたいと思います!

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