【解説】2017年11月26日のビットコイン高騰による100万超えについて

仮想通貨の王様、ビットコインの価格が11月26日に1ビットコイン100万円を超え、現在時点では勢いが止まらず110万円に迫る勢いが続いている。

2017年始めには10万円前後の価値しかなかったビットコインが、100万円を超えるとなると、価値が10倍も跳ね上がったことになります。

今回100万円を超えるにあたり、少なからず影響があったと思われる背景をピックアップしてみたいと思います。

背景について

・ビットコイン上場取引所の追加

アメリカの取引所が次々とビットコインの取扱いを開始しており、下記に挙げているような大手取引所も参入してきたことにより、個人だけではなく法人からも参加者が増えるのではないかと見込まれているのです。

ーCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)グループー

米国を代表するデリバティブ取引所のシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)がビットコインの先物取引を12月第二週に開始すると発表しております。

【NQNニューヨーク=森田理恵】シカゴ・マーカンタイル取引所を運営する米CMEグループは10月31日、インターネット上の仮想通貨であるビットコインの先物を上場する計画を発表した。当局の審査を待って2017年10~12月期中の上場を目指す。取引は現金決済で、価格はCMEがドル建てで1日1回算出する「CFビットコイン参考基準レート(BRR)」を基に決まる見通しだ。
日本経済新聞より

※CMEの概要

米シカゴにある世界最大の金融商品の先物取引所で、1898年にシカゴ・バター・卵取引所としてシカゴ商品取引所から独立して1919年にシカゴ・マーカンタイル取引所となり、2007年にシカゴ商品取引所CBOTを買収してつくられた歴史ある取引所グループになります。

ーCBOE(シカゴ・オプション取引所)ー

シカゴ・オプション取引所の公式サイトにて、ビットコインの取扱いが発表されております。
取扱いを始めた背景としては、ウィンクルボス兄弟の影響があったとの話も浮上しております。CBOEは、ウィンクルボス兄弟が出資している仮想通貨取引所ジェミニの基準値を用いるとのことですので、まんざら嘘でもなさそうです。

※ウィンクルボス兄弟とは

Facebookを作成する元となった、「ハーバードコネクション」のアイデアを出した人として、ザッカーバーグ氏に対して告訴したりなどで有名なのではないでしょうか。映画等でも取り上げられており、知っている人も多いかもしれませんが、身長2メートル近くありボートでオリンピックに出れるほどの実力者です。告訴時に得た6500万ドルを用いて、仮想通貨に尽力している兄弟です。

※先物取引とは

ある対象商品を将来の一定の期日に、今の時点で取り決めた価格で取引することを約束(保証)する契約であり、いつ・何を・いくらで売買するという「未来の取引を約束する契約」のことです。

・JPモルガンの「詐欺」発言後、ビットコインの取扱いをサポート検討

かつてビットコインは詐欺だと発言したJPモルガンがビットコインの取扱いを検討しているとのこと。
発言時から2倍近く価格も向上しており、金融商品としての需要も高まってきており、さすがのモルガン様も取り扱った方がメリットがあると思ったのではないでしょうか。

【NQNニューヨーク=森田理恵】米大手銀行のJPモルガン・チェースがビットコイン先物の仲介を検討しているようだ。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が21日、事情に詳しい関係者の話として報じた。ビットコイン先物は早ければ12月の第2週にも
日本経済新聞より

・ビットコインの分裂による恩恵狙い

ビットコインから新たなコインへの分裂が、年内だけでも複数予定されています。
分裂が起こるとビットコイン保有者には、分裂前に保有していたビットコイン数と同数の通貨を付与されることになります。
ビットコインを所有しているだけで、新たな通貨を手に入れることができ、さらにその通貨が値上がりすれば…、魅力は十分ありますよね。
そのためだけに買いに走っていてもおかしくないと思うので、値上がりするのは普通の流れなのではないでしょうか。

予定されている分裂

Bitcoin Diamond(ビットコインダイアモンド)
Bitcoin Cash Plus(ビットコインキャッシュプラス)
Bitcoin Silver(ビットコインシルバー)
Super Bitcoin(スーパービットコイン)
Bitcoin Platinum(ビットコインプラチナム)
Bitcoin Uranium(ビットコインウラン)
coinpostより

今後のビットコインの値動き

これまで仮想通貨市場は、ほぼ個人の投資家が主な資金源でしたので、世界での大手取引所が参入することによる影響力は計り知れません。
もしかすると、ビットコインではなくアルトコインに注力する企業も増える可能性もあるため、価格は大きく底上げされる可能性も見えてきます。
ビットコインはもちろんのこと、他のアルトコインも目が離せなくなることでしょう。

まだ、購入できる取引所に登録していない方は、こちらの記事を参考にしてみてください↓

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2017.09.14

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